背圧
背圧とは
背圧とは射出圧力の1次圧と2次圧以外の圧力であり、射出前の最初の可塑化の際にかかる圧力の事を言う。
背圧をかけないと、溶融した樹脂は空気を巻き込んでしまい、成形品に様々な不具合が出てきてしまう。
また、背圧はスクリュー先端から空気を抜きながら混錬させる圧力でもある為、マスターバッジ材などを混ぜて成形する場合は、背圧を高くする事で、より混錬性を高める事が出来る。
しかし、背圧が高すぎるとスクリューバックが遅くなり材料温度が高くなってしまい粘土が低下してしまう恐れがある。
背圧をかけない場合
混練性能が低下し、製品の表面にムラが発生する。
解決策 FISAからのご提案
弊社シャットオフノズルは、背圧を抑えて成形が可能になり、糸引き防止にも繋がります。また、弊社プラムチップノズル(ミキシングノズル)も、背圧を従来の設定より低くでき、圧力損失を極めて少なく混練性を高める事が可能になります。