バイオマスプラスチック
バイオマスプラスチックとは
バイオマスプラスチックとは、バイオマス（植物などの再生可能な有機資源）を原料に作られたプラスチック材料の事を指します。
近年、気候変動問題の要因でもあるCO2（二酸化炭素）の増加を抑制する材料として注目されています。
バイオマスプラスチックの特性
バイオマスプラスチックの一番の特徴は、カーボンニュートラル性を有した材料という点にあります。 従来の石油由来プラスチックでは材料の焼却処分の際、CO2が発生するという問題があります。
一方、バイオマスプラスチックも焼却時は同様にCO2が発生しますが、原料となる植物の光合成で同じ量のCO2が吸収され、排出量と吸収量の総量はプラスマイナスゼロとなります。
このような作用をカーボンニュートラル性とも呼びます。 以下はバイオマスプラスチック循環のイメージです。
バイオマスプラスチックの課題
バイオマスプラスチックは上記のような環境問題に対応した側面もありますが、以下のような課題も存在します。
- 通常の樹脂材料と比較すると材料費用が高くなる
- 通常のプラスチック製品に比べて耐久性・機能性が劣る（使い捨てが前提の物がある）
- 材料の循環自体はカーボンニュートラル性を有しているが、実際の製造の行程では化石燃料(石油など)が使用されることもある ．．．etc
解決策 FISAからのご提案
フィーサではバイオマスプラスチック×ホットランナーの社内成形試験の実績も御座います。「材料費が高い＝廃棄ランナを抑制したい」という課題解決をホットランナーで可能に致します。
