メルマガ2019年11月号 用語解説特集「温度センサー」

今月の特集
ホットランナーに不可欠な構成部品の温度センサー。熱電対、サーモカップル(略称:サーモ)とも呼ばれます。
今回は、用語解説として改めて「温度センサー」をご紹介!!
温度センサーの種類
プラスチック成形においては、JタイプとKタイプが主流。
Jタイプ | ||
IC | アイアン(I)とコンスタンタン(C) | |
色別 | 黄色 | |
Kタイプ | ||
CA | クロメル(C)とアルメル(A) | |
色別 | 青色 |
温度センサーの原理
2本の異なる金属線をループ状につないだ状態(熱電対)で、接点に温度差が生じると電流が発生(発見者の名前からゼーベック効果)。
一方の接点を測定対象物に設置させ、もう一方で発生した電圧(熱起電力)を測定することで、対象物の温度を知ることができる。
温度センサーをノズルに取付ける際の注意点
先端にある異種金属の接点部が、対象物に接触していることが重要。しっかりと接触させないと、空気断熱層ができ正確に測定ができない。
先端部が破損した場合、使用不可で交換が必要。破損部をハンダ等で覆ってもループは成立しない。
温度コントローラーとの組み合わせ
金型のホットランナーと温度コントローラーのセンサー種別が合致しないと、コントローラーの表示温度と実際の温度に誤差が生じる。特に切替機能付きのコントローラーでは、立ち上げ時に確認が必要となる。
フィーサの温度センサー
Jタイプ・Kタイプともに、線径φ1.6のシース部と補償導線の組み合わせで、全長500mm~2500mmをラインナップ。ホットランナー以外、金型の測定にも採用可。
もちろん即納!!
フィーサの営業マンは、温度センサーやヒーター、温度コントローラーの情報にも精通しています。温度に関することも、なんでもご相談ください。