ピンポイントゲート(ピンゲート)
ピンポイントゲートとは
ピンポイントゲート(ピンゲートとも言う)とは、射出成形における金型のゲート方式の1つで、3プレート構造の金型にて製品上部に小サイズのゲートを設定し、型開き時にスプルー・ランナーと製品部分を自動で切り離すゲート方式を指します。
自動でゲートを切り離すことが出来る反面、以下のようなメリット並びにデメリットがあります。

─ メリット
- 切り離された製品のゲート跡は小さく、カットや仕上げが不要
- ゲート位置の制限が少なく、多点ゲート・多数個取りが容易
- 均等圧力分布が得られやすく、サブマリンゲートに比べ詰まりにくい
─ デメリット
- スプルー・ランナーが長くなり、使用する樹脂が多くなる(金型サイズも大きくなる)
- ゲート径を小さくするための調整が必要になる