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シャットオフノズルとは

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シャットオフノズルとは

はじめに

射出成形において「糸引き」や「たれ落ち」に悩まされるケースは少なくありません。
こうした問題に対し効果的な解決策となるのがシャットオフノズルです。
本記事では、シャットオフノズルの基本構造から動作原理、導入メリットまでをわかりやすく解説します。

シャットオフノズルとは

シャットオフノズルは、射出成形機のシリンダー先端に取り付けて使用する専用ノズルです。
ノズル内部に樹脂の流れを止めるバルブ機構を備えており、標準的なオープンノズルでは防ぎにくい「糸引き」「たれ落ち」を大幅に抑えることができます。

 

シャットオフノズルの動作原理

スプリング式の仕組み

シャットオフノズルの方式にはさまざまありますが、ここではスプリング式を説明します。

スプリング式の動作の流れ

  • 樹脂圧が低い時(保圧後など):スプリングの反発力でゲートが閉じる
  • 射出圧が加わった時:樹脂圧がスプリング力を超えるとピストンが押されてゲートが開く
  • 成形サイクル中はこの開閉を繰り返す

外部駆動装置が不要であり、現行のノズルと交換するだけで導入できる点が特徴です。

シャットオフノズルの導入メリット

シルバー不良の低減

糸引き防止のためのサックバック操作が不要になり、エア巻き込みによるシルバー不良の発生を抑えることができます。

コールドスラッグの抑制

ゲートからのたれ落ちが防止されることで、成形品に混入しやすいコールドスラッグを大幅に減らせます。
成形用語集 「コールドスラッグとは」

計量値の安定・ショートショット防止

樹脂計量が安定することで、ショートショットの抑制に効果を発揮し、精密部品にも適しています。
成形用語集 「ショートショットとは」

計量中の型開きを可能にしサイクルタイム短縮

ゲートシール機能を活用することで、冷却時間完了を待つことなく、計量と同時に型開きや取り出し動作が可能になり、サイクル短縮に貢献します。

まとめ

シャットオフノズルは、糸引きやたれ落ちの防止だけでなく、シルバー不良、コールドスラッグ、ショートショットなどの複数の問題を同時に改善できる優れた装置です。
生産効率を向上させ、不良率も削減できるため、導入メリットは大きいといえます。

 

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